2005つがわ狐の嫁入り行列見学記 |
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福島との県境・阿賀町(旧津川町)に古くから伝わる狐火伝説…。津川の山(麒麟山酒造のすぐ側の麒麟山)には狐がいて、その鳴き声と共に狐火(人魂)がよく見られたそうです。狐火の多い年は豊作で縁起が良いとされていました…。
この伝説を基に、街起こしにと15年前から始まった『狐の嫁入り行列』、毎年5月3日に行われます。実際にその年結婚するカップルが狐のメイクをして津川の街中を従者と行進するというもので、小さな町に4万人もの観光客が訪れる幻想的なイベントです。
行列は、最後は麒麟山酒造のすぐ脇を通る事から、蔵元ではこのイベントの見学会を行っています。何度見ても感動するこのイベント、私も2年ぶり(通産4回目)の見物を楽しんできました。 |
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【その1 阿賀町(旧津川町)に到着!】 |
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左上)川沿いにある麒麟山酒造、現地到着後、車を敷地内の駐車場に置かせてもらいました。蔵からは、川原のイベント会場が一望できます。
右上)懇親会までちょっと時間があったので、川原のイベント会場に行ってみました。伝説の舞台となった麒麟山のふもとに、大勢の観光客が楽しんでいました。
左下)テントでは飲食コーナーが大盛況、でもここよりも人気だったのがご覧の狐メイク体験コーナーです。花嫁・花婿と同じメイクをする為に大混雑…。
右下)老若男女、街は大勢の「狐」達で溢れていました。さて蔵主催の食事会の時間になったので戻ると、蔵の営業さんも狐のメイクでお出迎え…。(笑) |
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【その2 蔵の中でお食事会!】 |
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左上)ここに参加できるのは、辛口シリーズ(特約店限定酒)の販売店とそのお客様だけ。当然ながら、会場の一角にはドドーンとダミー瓶が飾ってありました。(笑)
右上)特設会場には約140名の参加者!嫁入り行列が蔵の脇を通るまでの2時間半、料理と辛口シリーズでの楽しい懇意会です。私は当然お茶でしたが…。(T_T)
左下)この日の料理は全て蔵人たちの手作りです。山菜の天ぷら、杵付きもち、津川牛炭火焼き、そして麒麟山の酒粕で作った奈良漬などなど…。
右下)特に最高の旨さだったのは肉厚しいたけの網焼き!ご覧の通り隠し味として、しいたけに純米吟醸酒をタップリとふりかけています。なんともったいない…。 |
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【その3 驚きの新発見!】 |
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左上)懇親会でのちょっとした企画として、牛乳ベースの抹茶日本酒カクテルが振舞われていました。これが特に女性に大好評!私も作り方を教えてもらいました。
右上)吟醸酒4:6牛乳の比率に、一さじの抹茶とガムシロップを少し加えます。なんでもこの比率、蔵人が散々実験して出した黄金比率だとか…。
左下)あとはひたすらシェーカーをシェイク、シェイク…。言うまでもなく、シェーカーを振る蔵人さんも狐のメイクをしています。離れて見るとちょっと妙…。(笑)
右下)ちなみに、ベースとなった吟醸酒はこの吟辛(ぎんから)。吟辛は冷や・燗どちらも対応できる吟醸酒なのですが、まさかカクテルにも対応しちゃうとは…。 |
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【その3 さあ、クライマックスです!】 |
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左)町中の神社を出発した行列は、2時間半かけて蔵の横を通り、ようやく川原のイベント会場まで到着です。行列の先頭は、狐メイクの子供達…。
右)続いて、大人の従者が続き、いよいよ白無垢姿の花嫁と花婿(花嫁の右側)が…。しまった!撮影場所が高すぎて、お嫁さんの顔が写らない…。(T_T) |
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【ゴメンナサイ、お詫びの意味で…2003年の様子です】 |
そんな訳で撮影時間&場所の選択ミスから、肝心の行列の様子がサッパリ伝わらないレポートになってしまいました。そこで、2003年に撮影した時の写真を掲載します。これなら多少雰囲気が伝わるかな? |
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お嫁さんは従者の持つ赤い傘の下(左上)、2時間半、右手を軽く上げた狐のポーズ(右上)で進みます。ある意味、お嫁さんが一番大変なイベントなんです。(笑)ちなみに、警備のおまわりさん(本物)も狐のメイク(左下)、小さな町全体で盛り上げようという気持ちが伝わってきますね…。
食事会にも出され大好評だった、麒麟山酒造さんの酒粕を使った奈良漬(右下)をお土産に買ってきました。今回は試験販売でしたが、今年の暮れまでには市販化を考えているとの事でしたので、正式に決まりましたらまたお知らせします。 |
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〔麒麟山へ戻ります〕 |