亀の尾をはじめ、新潟の日本酒の源となる原料米の観察記新

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亀の尾、たかね錦、五百万石、千秋楽など有機栽培された稲の成長をご覧下さい

酒米日記は、亀の尾、五百万石、高嶺錦、千秋楽など、新潟が誇る有機栽培酒造好適米の栽培観察記です。
新潟の日本酒は、減肥栽培、棚田、合鴨農法、天日干し、などこだわり満載の原料米から醸されています。
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店主が酒造好適米栽培田で撮影した写真で稲の成長記録を紹介します
◆こだわりの米、減肥栽培米について◆
 農薬や肥料を水田に極力使わず、自然の力と稲が持つ本来の生命力と人の手によって栽培されたのが減肥栽培米です。収穫量は落ちますが、一粒一粒が大粒で、酒造りに最適な品質の米となります。あえて原料コストが高くなっても、美味しいお酒を飲んで欲しいという蔵元さんの想いをどうぞ感じて下さい。
◆2008の酒米日記は、蔵元のすぐ目の前で栽培される、亀の尾(かめのお)◆
 “夏子の酒”で一躍脚光を浴びる事となった亀の尾。古くから酒造りに適した米として知られていましたが、背が高く倒れやすい、いもち病に弱い、などの栽培の難しさから姿を消した品種でした。その後、六代目当主(当時は専務)の久須美記廸氏が苦労して復活させ、銘酒・亀の翁(かめのお)を生み出した逸話はご存知の通りです。
 2008年の酒米日記は、元祖「幻の米」亀の尾の成長を追いかけました。
【第八回目撮影 9・12 田植え後 130日目】 実りの秋です…
  
  
秋晴れの空のもと、ついに稲刈りの日がやってきました。亀の尾も穂の実すべてがふっくらと黄金色に染まり、準備万端といった感じです。

まずは機械(コンバイン)が入るスペースを作るため、人の手である程度のスペースを刈り取っていきます。続いてコンバインの登場っ!着実に、丁寧に、そしてスピーディーに…、いいですね機械って。かつて某蔵の勉強会での稲刈り作業で、二時間以上腰を曲げ続け、結果腰を痛め椎間板ヘルニアになってしまった私(実話)は、心底そう思いました…。(笑)

これで2008年の観察は終了、今期は今までにない発見がいろいろあり、特に印象的な撮影となりました。撮影の許可をいただいた久須美酒造様にはほんとうに感謝感謝です…。
【第七回目撮影 8・31 田植え後 118日目】 もうすぐ稲刈り…
  
月末とはいえ日曜日、思ったほど仕事も忙しくなかったので空き時間を利用して久須美酒造まで出かけてきました。現地に着くと、そこには見事に狙い通りの“重そうに頭を垂れた稲”の光景が…。亀の尾は穂がだいぶ色づき粒もふっくらとした様子、近くで一粒一粒をよく見ると、まだ青みがかったものも多いのですが、順調な生育に稲刈り時期ももうすぐそこまで来ていることを思わせます。

穂をそっと手にとってみると、穂先にあるいくつもの“長いひげ”がよく分かります。前回白く見えたのはこのひげのせい、これ亀の尾の独自のものだそうで、いままでの品種には見られなかった特徴でした。
【第六回目撮影 8・3 田植え後 90日目】 かろうじて撮影成功!
  
猛暑日のこの日、遠方への夏のお届けもののついでに足を伸ばして久須美酒造まで…。稲はすでに出穂(穂が出た状態)していて、近づくとまだ白みがかった穂先がまるでススキのようです。(笑)この穂先のおかげで緑のじゅうたんがうっすら白く染まったように見えました。

そんな中、まだ花を付けている穂も田んぼのあぜ近くに発見!先月は時期的に早すぎたため、今季の撮影は無理かな?とも思いましたが、まさに残り物には福があるって感じでした。白い糸くずのような花はお世辞にも綺麗とはいえませんが、念願の亀の尾の花を撮れ大満足して帰路に着いたのでした。
【第五回目撮影 7・13 田植え後 69日目】 少し早かった…
  
今回は亀の尾の花の撮影が目的だったのですが、残念ながらちょっと早かったようで、前回より背丈が伸びただけといった状態でした。7月はこのあと祭りの準備等が入っているので、今日を逃すと月内は来れそうになく、残念ながら今季は断念するしかありません…。

落胆しつつ帰りかけてふと田んぼに目をやると、なにやら昆虫らしきものが止まっています。そーっと近づいてみると、夏には珍しいトンボでした。夏の終わりから秋にかけてはやたらと目にしますが、この時期見かけることはめったにないので、今度は逆に得した気分になりました…。(笑)

アメンボ、カエル、トンボ、毎回来るたびに違う生き物が見れるのが、今季の特徴のようです。
【第四回目撮影 6・22 田植え後 48日目】 カエルもピョコピョコ…
  
前回撮影からちょうど二週間、遠目から見るとほぼ完全に緑のじゅうたん…という成育具合でした。近寄って田の中を撮影すると、前回とは異なり田んぼの水をいったん抜いた状態でした。おそらく、稲の根の張りをしっかりとしたものにするための水切りをしたと思われます。田の土には何か作業をしたらしい作業線の跡が見えました。

さて5月にはアメンボを撮影しましたが、今回は畦道を歩くと田の中の青カエルが一斉に飛び跳ねました。とりあえず撮影したのは一匹だけですが、とにかく親指程度の大きさのカエル、カエル、カエル…、きっと苦手な人だったら叫び声をあげるような光景だったかも…。(笑)
【第三回目撮影 6・8 田植え後 34日目】 すくすくと成長中
  
田植えから一ヶ月が経過、ちょうど亀の尾を掛米(かけまい)に使用した亀の王が入荷した頃、第三回目の撮影に出かけてきました。二週間前に見た時は田んぼの色は茶色が全面に目立っていましたが、今回は亀の尾の稲もすくすく成長し、だいぶ緑が映えるようになっていました。今までの経験からすると、あと10日くらいすれば田んぼが緑のじゅうたんで埋め尽くされるはずです。

さて葉が伸びてきて感じたのですが、亀の尾の葉の色は今まで見てきた品種より少し緑が薄いような気がします。葉の色は上品でもお酒になるとしっかりとした力強さを生み出す亀の尾、これからどんな成長を見せてくれるのでしょうか…。
【第二回目撮影 5・24 田植え後 19日目】 さすがに背が高い品種です…
  
5月は何かと用事に追われ、田植え直後の撮影を狙っていたものの泣く泣く断念、ようやく無理やり理由をつけて時間を作り、短い時間ではありましたが田んぼの様子を撮影してきました。

驚かされたのは植えられた稲の背の高さ、田植えは5/6に行われたそうですが、19日でここまで背が高いのはもしかして過去初めてかも…。亀の尾の栽培の難しさのひとつに、背が高く倒れやすいという理由がありますが、田植え後日が浅いこの段階で早くもそれを連想させてくれました。

一番右の中央下にはアメンボを発見(写真では分かりにくいですが…)、澄んだ水の張られた田んぼの中をスイスイと何匹も気持ちよさそうに泳いで(?)いました。
【第一回目撮影 4/29の“しろかき”作業の様子】 田植え前の大切な作業中…
  
第一回目の撮影はGWの4/29、同じ方面にちょっとした用事があり、そのまま思いつきで(笑)久須美酒造まで…。当店からは車でおよそ40分、蔵に到着すると「しろかき」の真っ最中でした。

この作業、一冬越して眠っていた土を撹拌し、空気に触れさせて酸素を土中に行き渡らせ、田植えに最適な状態にする作業です。銘酒・亀の翁の看板の後ろがまさに「亀の尾」栽培の水田、これからどんな姿をみせてくれるのでしょうか…。
◇過去の酒米日記◇
2006年は店主の都合によりお休みです。
2007年の酒米日記 地震の恐怖を癒してくれた、たかね錦(たかねにしき)】
5・12〜10・7
2005年の酒米日記 一握りの種もみから復活した千秋楽(せんしゅうらく)】
5・27〜10・7
2004年酒米日記 地元限定銘柄・銀の翼の原料米、五百万石】
6・5〜9・9
2003年の酒米日記 郷越後に使用されている、一本〆(いっぽんじめ)】
6・1〜9・22
2002年の酒米日記 私がベタ惚れの逸品の原料米、五百万石(ごひゃくまんごく)】
5・7〜9・5

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