2012つがわ狐の嫁入り行列見学記
津川の山(麒麟山酒造のすぐ側の麒麟山)には狐がいて、その鳴き声と共に狐火(人魂)がよく見られたそうです。狐火の多い年は豊作で縁起が良いとされていました…。

この古くから伝わる狐火伝説を元に、街起こしとして始まった『つがわ狐の嫁入り行列』、毎年5月3日に行われ2012年で23回目を数えます。(2011年は東日本大震災の影響で中止)

実際にその年結婚するカップルが狐のメイクをして津川の街中を従者と行進するというもので、県内外から例年多くの観光客が訪れる新潟県でも屈指の人気イベントです。
【1.阿賀町(旧津川町)に到着!】
午前中で仕事を終え、高速道で一路津川へ…。街に到着すると、地元小学生たちが製作した大きな狐が出迎えてくれました。さっそくイベント会場である麒麟山公園に向かいます。公園入口では、狐の張り子とまだ花びらの残る桜が出迎えてくれました。こんな時期まで花が残るとは、今年の冬の寒さを象徴するような光景でした。

さて、公園の側を流れる常浪川(とこなみがわ)の河原では夜に行うイベントのステージ設営真っ最中、忙しそうな作業員の方々と対岸で悠然と構える麒麟山(きりんざん)の対比が印象的でした。
【2.麒麟山公園にて】
パフォーマンスステージや地元出店者による飲食屋台がならぶ公園の一角に何やらひとだかり、観光客が有料で狐のメイク体験をしていました。メイク完了後の方々はさっそく一般のカメラマンに囲まれ記念撮影、撮られる側もまんざらでもない様子…。

一通り公園内の雰囲気を味わったら街歩きをする事に。公園出口の坂道から見える麒麟山酒造の事務所&製品倉庫棟の横を通って津川の街へ移動します。
【3.津川の街中にて】
街中では、狐のメイクをした観光客狐のメイクをした店の方が接客するなんて光景がざら、5/3は津川の地元の人にとっても特別な日なんですね。さて、街中にある麒麟山酒造の仕込み蔵では蔵開放中、この日ばかりは一般の方も気軽に蔵見学ができるようです。

休憩のためやってきたのは資料展示や休憩スペースのある狐の嫁入り屋敷、雨も強くなってきたので早速中に入ってみました。
【4.嫁入り屋敷にて】
屋敷の2Fでは狐面の色つけ体験に大勢の方が挑戦中、こちらは以前経験済みなので今回はパスし、飲食コーナーで休憩する事にしました。

すると麒麟山の酒粕を使用したジェラートを発見!さっそく味わってみると、ほんのりとした日本酒の香りに酒粕の旨みとバニラ味が程良くミックスされた風味のある味わい、さすが美味い酒の酒粕は何に姿を変えても美味いんだなぁと納得です…。
【5.もうすぐ行列開始】
休憩を終えると行列がスタートする住吉神社へ行ってみました。中では行列に参加する子供たちが準備の真っ最中、あいにくの雨の中にもかかわらず沿道には見物客が集まってきたので、開始まで一時間ありましたがわたしも沿道に並びます。
【6.狐の嫁入り行列】
待ちに待った行列がやってきました。先導するのは白い衣装に着替えた先ほどの子供たち、次に従者役の大人たちが続き、真打ちの花嫁さんは片手をあげ狐のポーズで静々と歩いてきます。

みんな顔には狐のメイク、しかし雨対策のビニールのコートが邪魔をして少し見えにくく、加えて今回は雨にたたられ人出も例年よりはぐっと少なくちょっと残念な結果となりましたが、手作り感あふれる心温まるイベントである事に違いはありません。来年もぜひ来たいと思い帰路につきました。

<おまけ>
車移動のため我慢していたアルコールは、自宅に戻ってからようやく解禁、安くて美味い麒麟山超辛口(1.8L 1893円)でイベントを思い出しながらゆっくりと楽しみました。
    〔麒麟山へ戻ります〕

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